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第1四半期報告書 有価証券報告書 | リコーグループ 企業・IR | リコー

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(1)

四半期報告書

株式会社リコー

E02275

(平成20年度第1四半期)

自 平成20年4月1日

至 平成20年6月30日

(2)

目 次

  頁

表 紙  

   

第一部 企業情報 1

第1 企業の概況 1

1 主要な経営指標等の推移 ……… 1

2 事業の内容 ……… 2

3 関係会社の状況 ……… 2

4 従業員の状況 ……… 2

第2 事業の状況 3 1 生産、受注及び販売の状況 ……… 3

2 経営上の重要な契約等 ……… 4

3 財政状態及び経営成績の分析 ……… 5

第3 設備の状況 ……… 6

第4 提出会社の状況 7 1 株式等の状況 7 (1)株式の総数等 ……… 7

(2)新株予約権等の状況 ……… 7

(3)ライツプランの内容 ……… 8

(4)発行済株式総数、資本金等の推移 ……… 8

(5)大株主の状況 ……… 8

(6)議決権の状況 ……… 8

2 株価の推移 ……… 9

3 役員の状況 ……… 9

第5 経理の状況 ……… 11

1 四半期連結財務諸表 12 (1)四半期連結貸借対照表 ……… 12

(2)四半期連結損益計算書 ……… 14

(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……… 15

2 その他 ……… 26

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 27

   

[四半期レビュー報告書]  

(3)

【表紙】

【提出書類】 四半期報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項

【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成20年8月8日

【四半期会計期間】 平成20年度第1四半期(自 平成20年4月1日 至 平成20年6月30日)

【会社名】 株式会社リコー

【英訳名】 RICOH COMPANY,LTD.

【代表者の役職氏名】 代表取締役 社長執行役員 近藤 史朗

【本店の所在の場所】 東京都大田区中馬込一丁目3番6号

【電話番号】 03(3777)8111(大代表)

【事務連絡者氏名】 人事本部総務部長 山嵜 隆志

【最寄りの連絡場所】 東京都中央区銀座八丁目13番1号リコービル

【電話番号】 03(6278)2111(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役 専務執行役員経理本部長 三浦 善司

【縦覧に供する場所】 株式会社リコー 大阪支店

(大阪府大阪市中央区谷町四丁目11番6号) 株式会社リコー 名古屋支店

(名古屋市中区丸の内二丁目20番19号) 株式会社東京証券取引所

(東京都中央区日本橋兜町2番1号) 株式会社大阪証券取引所

(大阪市中央区北浜一丁目8番16号) 株式会社名古屋証券取引所

(名古屋市中区栄三丁目8番20号) 証券会員制法人福岡証券取引所

(福岡市中央区天神二丁目14番2号) 証券会員制法人札幌証券取引所

(札幌市中央区南一条西五丁目14番地の1)

(4)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(注)1.当社は米国会計基準に基づいて四半期連結(連結)財務諸表を作成しております。

2.当社は四半期連結財務諸表を作成しているため、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載 しておりません。

3.売上高には、消費税等は含まれておりません。

4.純資産額は、米国会計基準に基づく資本合計を記載しております。 回次

平成20年度 第1四半期 連結累計(会計)期間

平成19年度

会計期間

自平成20年4月1日 至平成20年6月30日

自平成19年4月1日 至平成20年3月31日

売上高 (百万円) 521,574 2,219,989

税金等調整前

四半期(当期)純利益

(百万円) 43,735 174,669

四半期(当期)純利益 (百万円) 25,743 106,463

純資産額 (百万円) 1,123,460 1,080,196

総資産額 (百万円) 2,304,769 2,214,368

1株当たり純資産額 (円) 1,558.37 1,498.29

1株当たり四半期(当期)純利益 (円) 35.71 146.04

希薄化後1株当たり 四半期(当期)純利益

(円) 34.75 142.15

自己資本比率 (%) 48.75 48.78

営業活動による キャッシュ・フロー

(百万円) 10,265 194,363

投資活動による キャッシュ・フロー

(百万円) △30,702 △198,350 財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) 18,049 △72,185 現金および現金等価物の

四半期末(期末)残高

(百万円) 174,259 170,607

従業員数 (人) 85,543 83,456

(5)

2【事業の内容】

当社グループ(当社および連結子会社)では、画像&ソリューション、産業およびその他分野において、開発、生 産、販売、サービス等の活動を展開しております。

開発については主として当社が担当しております。また、生産については当社および当社の生産体制と一体となっ ている国内外の生産関係会社が行っております。

当第1四半期連結会計期間において、各分野の事業内容に重要な変更はありません。また、主要な関係会社につい ても異動はありません。

(注)「画像&ソリューション」は、平成19年度まで「オフィスソリューション」と区分し表示していた分野の名 称を変更したものです。事業内容等に変更はありません。

3【関係会社の状況】

当第1四半期連結会計期間において、重要な関係会社の異動はありません。

4【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

(注)従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は重要性がないので記載を省略しております。

    (2)提出会社の状況

(注)従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は重要性がないので記載を省略しております。

平成20年6月30日現在

従業員数(人) 85,543  

平成20年6月30日現在

従業員数(人) 11,634  

(6)

第2【事業の状況】

1【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当第1四半期連結会計期間における生産実績を事業の種類別セグメントごとに示すと次のとおりです。

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)受注実績

当社グループ(当社および連結子会社)は見込生産を主体としているため、受注状況の記載を省略しております。

(3)販売実績

当第1四半期連結会計期間における販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと次のとおりです。

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。

2.相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の主要 な相手先はありませんので、記載を省略しております。

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

事業の種類別セグメントの名称 生産実績(百万円)

画像&ソリューション分野 413,913

産業分野 33,543

その他分野 33,711

合計 481,167

事業の種類別セグメントの名称 販売実績(百万円)

画像&ソリューション分野 455,258

産業分野 33,095

その他分野 33,221

合計 521,574

(7)

2【経営上の重要な契約等】

平成20年5月15日開催の当社取締役会において、株式交換により当社がリコーエレメックス株式会社(以下、リコ ーエレメックス)を完全子会社化することを決議し、株式交換契約を締結しました。

株式交換の概要は次のとおりです。 (1)株式交換の内容

当社を完全親会社とし、リコーエレメックスを完全子会社とする株式交換 (2)株式交換の日(効力発生日)

平成20年8月1日 (3)株式交換の方法

リコーエレメックスの株主が保有するリコーエレメックスの普通株式を当社に移転させ、リコーエレメックスの株 主に対して当社が発行する株式を割当交付いたします。

(4)株式交換比率

リコーエレメックスの普通株式1株に対し、当社の普通株式0.500株を割当交付 (5)株式交換比率の算定根拠

株式交換比率の算定にあたって、当社は野村證券株式会社を、リコーエレメックスは日興コーディアル証券株式会 社を、株式交換比率の算定に関するそれぞれの第三者算定機関として選定しました。

野村證券株式会社は、当社およびリコーエレメックスについて、市場株価平均法、類似会社比較法およびDCF法

(ディスカウンテッド・キャッシュ・フロー法)の各評価手法により算定しました。

日興コーディアル証券株式会社は、リコーエレメックスおよび当社について、市場株価法、類似上場会社比較法お よびDCF法の各評価手法により算定しました。

それぞれの算定結果を参考に、両社は協議を行い、株式交換比率を決定しました。 (6)株式交換完全親会社となる会社の概要

商号 株式会社リコー

資本金 135,364百万円(平成20年6月30日現在)

事業の内容 事務機器、光学機器、その他デバイス製品等の開発・生産・販売・サービス

(8)

3【財政状態及び経営成績の分析】

(1)業績の状況

当第1四半期連結会計期間(平成20年4月1日から平成20年6月30日までの3ヶ月間)の連結売上高は前第1四半 期連結会計期間に比べ 1.6%減少し 5,215億円となりました。当四半期連結会計期間の米ドルおよびユーロに対する 円平均レートはそれぞれ 104.66円(前第1四半期連結会計期間に比べ 16.11円の円高)、163.48円(前第1四半期 連結会計期間に比べ 0.76円の円安)となりました。

売上高の状況について、国内においてはカラー機を中心にPPC/MFP(マルチファンクションプリンター)、 プリンターの売上が増加したものの、モノクロPPC/MFP、産業分野、その他分野の売上が低調に推移し、結果 として国内売上高全体では前第1四半期連結会計期間に比ベ 4.4%の減少となりました。海外においては、円高など の減収要因はあったものの販売体制の強化やプリンター事業領域の拡大などにより、各地域でカラーMFPやプリン ターの売上が増加しました。以上の結果、海外売上高全体では前第1四半期連結会計期間に比べ 0.8%の増加となり ました。

売上総利益については、売上高の減少や円高の影響などにより、前第1四半期連結会計期間に比べ 0.2%減少 し 2,283億円となりましたが、売上高総利益率につきましては高付加価値商品の増加やコストダウンなどにより前第 1四半期連結会計期間に比べ 0.6ポイント上昇し 43.8%となりました。

販売費および一般管理費は、プリンター事業領域の拡大や研究開発費の増加などにより、前第1四半期連結会計期 間に比べ 3.6%増加し 1,886億円となりました。

以上の結果、営業利益は前第1四半期連結会計期間に比べ 14.7%減少し 397億円となりました。

営業外損益は、前第1四半期連結会計期間に比べ為替評価益が減少し、結果として、税金等調整前四半期純利益は 前第1四半期連結会計期間に比べ 17.9%減少し 437億円となりました。

以上の結果、四半期純利益は、前第1四半期連結会計期間に比べ 24.0%減少し 257億円となりました。

事業の種類別セグメントの業績は次のとおりです。

画像&ソリューション分野

カラー機を中心にPPC/MFPの売上は堅調に推移しましたが、モノクロ機の売上が前第1四半期連結会計期間 に比べ大幅に減少しました。また、プロダクションプリンティング分野とローエンド分野を新たな成長領域と位置付 けて、積極的に事業を展開しており、国内外で売上が増加しました。その結果、画像&ソリューション分野の売上高 は前第1四半期連結会計期間に比べ 0.5%増加し 4,552億円となりました。

また、営業利益は、新製品などの研究開発や事業領域拡大などの費用増加に加え対米ドル円高の影響などもあり、 前第1四半期連結会計期間に比べ 8.8%減少し 554億円となりました。

産業分野

産業分野の売上高は前第1四半期連結会計期間に比べ 6.6%減少し 342億円となりました。主に国内の電装ユニッ ト事業の売上高が前第1四半期連結会計期間に比べ減少しました。

結果として、産業分野の営業利益は 10億円となりました(前第1四半期連結会計期間は 11億円)。

その他分野

その他分野の売上高は、前第1四半期連結会計期間に比べ 20.4%減少し 332億円となりました。国内のリース事 業の売上が減少したほか、デジタルカメラの売上が国内外ともに減少しました。

結果として、その他分野の営業利益は 5億円となりました(前第1四半期連結会計期間は 8億円)。

所在地別セグメントの業績は次のとおりです。

日本

画像&ソリューション分野において、厳しい競争状況および原油価格の高騰、株価低迷、円高などにより国内外の 景気が低調な状況の中、カラー機を中心にPPC/MFPの売上は堅調に推移しましたが、モノクロ機の売上が前第 1四半期連結会計期間に比べ大幅に減少しました。また、リース事業の売上が減少したことなどにより、当第1四半 期連結会計期間の日本セグメントの売上高は前第1四半期会計期間に比べ 7.4%減少し 3,644億円となりました。 また、売上高の減少や新製品などの研究開発費用の増加などにより、営業利益は前第1四半期会計期間に比 べ 25.7%減少し 260億円となりました。

(9)

米州

画像&ソリューション分野において、事業領域の拡大によりプリンターの売上は増加しましたが、米国における景 気の継続的な低迷や対米ドルの円高の影響などにより、当第1四半期連結会計期間の米州セグメントの売上高は前第 1四半期会計期間に比べ 0.8%減少し 1,025億円となりました。

また、売上高の減少やプリンター事業領域の拡大などによる費用の増加などにより、営業利益は △12億円となり ました。

欧州

カラーPPC/MFPおよびプリンターの売上が堅調に推移しました。この結果、欧州セグメントの売上高は前第 1四半期会計期間に比べ 0.8%増加し 1,489億円となりました。

また、売上の拡大に伴い、営業利益は前第1四半期会計期間に比べ 72.5%増加し 116億円となりました。

その他地域

その他地域には中国、東南アジア、オセアニアといった地域が含まれています。全世界での需要の減少傾向に伴 い、中国の生産子会社の製品の輸出が減少しました。その結果、その他地域セグメントの売上高は前第1四半期会計 期間に比べ 1.9%減少し 748億円となりました。また、営業利益は前第1四半期会計期間に比べ 19.5%減少し 45億 円となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローの収入は、前第1四半期連結会計期間に比べ 111億円減少し 102億円となりま した。当四半期純利益が前第1四半期連結会計期間に比べ減少したことに加え、たな卸資産などが増加しました。 投資活動によるキャッシュ・フローの支出は、前第1四半期連結会計期間にはIBM社との共同出資会社設立に伴 う支出などがあり、前第1四半期連結会計期間に比べ 765億円減少し 307億円となりました。

以上の結果、営業活動および投資活動によるキャッシュ・フローの合計であるフリー・キャッシュ・フローは、前 第1四半期連結会計期間に比べ 653億円支出額が減少し 204億円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増などにより 180億円の収入となりました。 以上の結果、当第1四半期連結会計期間末の現金および現金等価物は、前連結会計年度末に比べ 36億円増加 し 1,742億円となりました。

(3)事業上および財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結会計期間において、新たに発生した事業上および財務上の対処すべき課題はありません。

(4)研究開発活動

当第1四半期連結会計期間における当社グループ(当社および連結子会社)全体の研究開発活動の金額は 31,797 百万円であります。

なお、当第1四半期連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

第3【設備の状況】

(1)主要な設備の状況

当第1四半期連結会計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。

(2)設備の新設、除却等の計画

当第1四半期連結会計期間において、前連結会計年度末に計画していた重要な設備の新設、除却等について、重要 な変更はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、除却等の計画はありません。

(10)

第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

②【発行済株式】

(注)当社は、平成20年7月16日、ユーロネクスト・アムステルダム証券取引所とフランクフルト証券取引所におけ る上場中の当社株式(当社株式に関する預託証券含む)につき、上場廃止の申請を行うことを機関決定いたし ました。これによる影響は軽微であると考えられます。

(2)【新株予約権等の状況】

会社法に基づき発行した新株予約権付社債は次のとおりです。 平成18年11月21日取締役会決議

種類 発行可能株式総数(株)

普通株式 1,500,000,000

計 1,500,000,000

種類

第1四半期会計期間末現 在発行数(株)

(平成20年6月30日)

提出日現在発行数(株)

(平成20年8月8日)

上場金融商品取引所名 内容

普通株式 744,912,078 744,912,078

東京、大阪、名古屋(以 上各市場第一部)、福 岡、札幌

ユーロネクスト・アムス テルダム

ユーロネクスト・パリ フランクフルト(GBC)

計 744,912,078 744,912,078 − −

 

第1四半期会計期間末現在

(平成20年6月30日) 新株予約権付社債の残高(百万円)    55,187

新株予約権の数(個)    55,000

新株予約権のうち自己新株予約権の数(個) −

新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 新株予約権の目的となる株式の数(株)    19,741,071

新株予約権の行使時の払込金額(円)    1株につき2,800 (注)1 新株予約権の行使期間

自 平成18年12月21日 至 平成23年11月23日 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の

発行価格および資本組入額(円)

       (注)2・(注)3

新株予約権の行使の条件  (注)4

新株予約権の譲渡に関する事項  −

代用払込みに関する事項

各本新株予約権の行使に際しては、各本社債を出 資するものとし、当該本社債の価額は、その払込 金額と同額とする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項  (注)5

(11)

(注) 1. 転換価額は、本新株予約権付社債の発行後、当社が当社普通株式の時価を下回る払込金額で当社普通株 式を発行しまたは当社の保有する当社普通株式を処分する場合には、下記の算式により調整される。な お下記の算式において「既発行株式数」は当社の発行済普通株式(当社が保有するものを除く。)の総 数をいう。調整後転換価額=調整前転換価額×(既発行株式数+発行または処分株式数×1株当たりの 払込金額÷時価)÷(既発行株式数+発行または処分株式数)また、転換価額は、当社普通株式の分割ま たは併合、当社普通株式の時価を下回る価額をもって当社普通株式の交付を請求できる新株予約権(新 株予約権付社債に付されるものを含む。)の発行が行われる場合その他一定の事由が生じた場合にも適 宜調整される。

   2. 新株予約権の行使により発行する当社の普通株式1株の発行価格は、各社債権者が行使請求のため提出 した本社債の行使時における帳簿価額を、当該本社債の払込金額の総額を転換価額で除して得られる最 大整数(各交付株式数)で除した金額とする。

3. 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第40条の定 めるところに従って算定された資本金等増加限度額に0.5を乗じた金額とし、計算の結果1円未満の端 数を生じる場合はその端数を切り上げた額とする。

4. 新株予約権の一部行使はできない。平成22年12月8日(但し、当日を除く。)までは、本新株予約権付 社債権者は、ある四半期の最後の取引日(株式会社東京証券取引所が開設されている日をいい、終値が 発表されない日を含まない。)に終了する30連続取引日のうちいずれかの20取引日において、当社普通 株式の終値が、当該最後の取引日において適用のある転換価額の120%を超えた場合に限って、翌四半 期の初日から末日(但し、平成22年10月1日に開始する四半期に関しては、平成22年12月7日)までの 期間において、本新株予約権を行使することができる。平成22年12月8日以降、本新株予約権付社債権 者は、同日以降のいずれかの取引日において当社普通株式の終値が当該取引日に適用のある転換価額の 120%を超えた場合には、以後いつでも新株予約権を行使することができる。  

5. 当社が組織再編等を行う場合、(i)その時点において(法律の公的または司法上の解釈または適用を考慮 した結果)法律上実行可能であり、(ii)その実行のための仕組みが既に構築されているかまたは構築可 能であり、かつ(iii)その全体において当社が不合理であると判断する費用または支出(租税負担を含 む。)を当社または承継会社等(以下に定義する。)に生じさせることなく実行可能であるときは、当社 は、承継会社等をして、本社債の債務者とするための本新株予約権付社債の要項に定める措置および本 新株予約権に代わる新たな新株予約権の交付をさせる最善の努力をしなければならない。「承継会社 等」とは、組織再編等における相手方であって本新株予約権付社債および/または本新株予約権に係る 当社の義務を引き受ける会社を総称していうものとする。 

(3)【ライツプランの内容】 該当事項はありません。

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

(5)【大株主の状況】

大量保有報告書等の写しの送付等がなく、当第1四半期会計期間において、大株主の異動はありません。 年月日

発行済株式 総数増減数

(千株)

発行済株式 総数残高

(千株)

資本金増減 額

(百万円)

資本金残高

(百万円)

資本準備金 増減額

(百万円)

資本準備金 残高

(百万円) 平成20年4月1日∼

平成20年6月30日

− 744,912 − 135,364 − 180,804

(12)

(6)【議決権の状況】

当第1四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の送付がなく、株主名簿の記載内容が確 認できないため、記載することができないことから、直前の基準日(平成20年3月31日)に基づく株主名簿による記 載をしております。

①【発行済株式】

(注)「完全議決権株式(その他)」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が1,000株(議決権の数1個)含まれて おります。

②【自己株式等】

(注)当第1四半期会計期間末日(平成20年6月30日)の自己株式は以下のとおりです。 株式会社リコー    23,979,000株

鹿児島リコー株式会社     21,000株 株式会社アール・オーエイ    4,000株

2【株価の推移】

当第1四半期累計期間における月別の最高株価および最低株価は以下のとおりです。

(注)最高・最低株価は東京証券取引所市場第一部におけるものであります。

平成20年3月31日現在

区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容

無議決権株式 − − −

議決権制限株式(自己株式等) − − −

議決権制限株式(その他) − − −

完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 23,994,000 − − 完全議決権株式(その他) 普通株式 715,368,000 715,368 −

単元未満株式 普通株式 5,550,078 − −

発行済株式総数 744,912,078 − −

総株主の議決権 − 715,368 −

平成20年3月31日現在

所有者の氏名又は名称 所有者の住所

自己名義所 有株式数

(株)

他人名義所 有株式数

(株)

所有株式数 の合計

(株)

発行済株式総 数に対する所 有株式数の割 合

(%) 株式会社リコー

東京都大田区中馬込一丁目3 番6号

23,960,000 − 23,960,000 3.22

鹿児島リコー株式会社

鹿児島県鹿児島市松原町7丁 目6号

21,000 − 21,000 0.00

熊本リコー株式会社

熊本県熊本市下南部三丁目10 番32号

9,000 − 9,000 0.00 株式会社アール・オー

エイ

茨城県水戸市笠原町600番地 38

4,000 − 4,000 0.00 計 − 23,994,000 − 23,994,000 3.22

月別

平成20年 4月

5月 6月

最高(円) 1,905 1,943 1,986 最低(円) 1,558 1,744 1,791

(13)

3【役員の状況】

前事業年度の有価証券報告書の提出日後、当四半期報告書の提出日までの役員の異動は次のとおりです。

(役職の異動)

新役名 新担当・職名 旧役名 旧担当・職名 氏名 異動年月日

専務執行役員 CFO

(Chief Financial Officer: 財務担当)、

CIO

(Chief Information Officer: 情報担当)、IR、コーポレー トコミュニケーション、関連会 社管理統括、内部統制担当、 総合経営企画室長、 経理本部長

専務執行役員 CFO

(Chief Financial Officer: 財務担当)、

CIO

(Chief Information Officer: 情報担当)、IR、コーポレー トコミュニケーション、関連会 社管理統括、内部統制担当、 総合経営企画室長

三浦 善司 平成20年7月15日

新役名 新担当・職名 旧役名 旧担当・職名 氏名 異動年月日

グループ 執行役員

INFOPRINT SOLUTIONS  COMPANY,LLC 取締役

執行役員 経理本部長 瀬川 大介 平成20年7月15日

(14)

第5【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府 令第64号)第93条の規定により、米国における会計処理の原則および手続ならびに用語、様式および作成方法に基づ いて作成しております。

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、当第1四半期連結累計期間(平成20年4月1日から 平成20年6月30日まで)の四半期連結財務諸表について、あずさ監査法人により四半期レビューを受けております。

(15)

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

平成20年度 第1四半期連結会計期間末

(平成20年6月30日)

平成19年度末

(平成20年3月31日)

区分

注記 番号

金額(百万円)

構成比

(%)

金額(百万円)

構成比

(%)

(資産の部)    

 

   

 

Ⅰ.流動資産            

1.現金および現金等価物   174,259     170,607  

2.定期預金   1,978     1,531  

3.売上債権            

受取手形 56,224     57,068     売掛金 480,593     463,999     貸倒引当金 △17,201 519,616   △16,666 504,401   4.短期リース債権等   198,499     194,642  

5.たな卸資産            

製商品 139,730     117,658     仕掛品および原材料 79,022 218,752   74,365 192,023   6.その他の流動資産 ※ 8   62,663     60,936   流動資産合計   1,175,767 51.0   1,124,140 50.8

Ⅱ.固定資産            

(1)有形固定資産            

1.土地   46,975     46,681  

2.建物および構築物   234,309     235,106   3.機械装置および器具

備品

  612,332     587,956   4.建設仮勘定   13,445     12,884   5.減価償却累計額   △649,754     △627,994  

有形固定資産合計   257,307 11.2   254,633 11.5

(2)投資その他の資産            

1.リース債権等   461,764     445,436  

2.投資有価証券

※ 3

※ 8

  79,302     71,244   3.関連会社に対する投

資および貸付金

  1,694     1,977   4.のれん   119,020     112,538   5.その他の無形固定資

  120,774     114,402   6.その他の投資その他

の資産

※ 8   89,141     89,998   投資その他の資産合計   871,695 37.8   835,595 37.7 固定資産合計   1,129,002 49.0   1,090,228 49.2 資産合計   2,304,769 100.0   2,214,368 100.0  

(16)

平成20年度 第1四半期連結会計期間末

(平成20年6月30日)

平成19年度末

(平成20年3月31日)

区分

注記 番号

金額(百万円)

構成比

(%)

金額(百万円)

構成比

(%)

(負債の部)            

Ⅰ.流動負債            

1.短期借入金   113,009     75,784   2.一年以内返済長期債務   88,715     82,658  

3.仕入債務            

支払手形 21,476     18,942     買掛金 330,533 352,009   341,627 360,569   4.未払法人税等   21,874     28,909   5.未払費用等   189,187     165,836   流動負債合計   764,794 33.2   713,756 32.2

Ⅱ.固定負債            

1.長期債務 ※ 8   218,449     225,930   2.退職給付債務   99,109     99,830   3.長期繰延税金   39,729     36,373  

固定負債合計   357,287 15.5   362,133 16.4 負債合計   1,122,081 48.7   1,075,889 48.6 少数株主持分 ※ 1   59,228 2.6   58,283 2.6

           

(資本の部)            

Ⅰ.資本金−普通株式   135,364 5.9   135,364 6.1

Ⅱ.資本剰余金   186,447 8.1   186,448 8.4

Ⅲ.利益剰余金   848,725 36.8   835,238 37.7

Ⅳ.その他の包括利益(損 失)累計額

  △1,188 △0.1   △31,005 △1.4

Ⅴ.自己株式−取得価額 △45,888 △2.0 △45,849 △2.0 資本合計   1,123,460 48.7   1,080,196 48.8 負債、少数株主持分および

資本合計

  2,304,769 100.0   2,214,368 100.0

(17)

(2)【四半期連結損益計算書】

平成20年度 第1四半期連結累計期間

(自 平成20年4月1日 至 平成20年6月30日) 区分

注記 番号

金額(百万円)

比率

(%)

Ⅰ. 売上高      

1. 製品売上高 275,485    

2. アフターセールスおよびレンタル収入 221,044     3. その他収入 25,045 521,574 100.0

Ⅱ. 売上原価      

1. 製品売上原価 175,250    

2. アフターセールスおよびレンタル原価 98,441     3. その他原価 19,486 293,177 56.2

 売上総利益   228,397 43.8

Ⅲ. 販売費および一般管理費   188,647 36.2

営業利益   39,750 7.6

Ⅳ. 営業外損益      

1.受取利息および配当金 1,288    

2.支払利息 △1,069    

3.為替差損益−純額 2,935    

4.その他−純額 831 3,985 0.8

税金等調整前四半期純利益   43,735 8.4

Ⅴ. 法人税等      

1.当期税額 19,479    

2.繰延税金 △2,654 16,825 3.3

Ⅵ. 少数株主持分損益   1,174 0.2

Ⅶ. 持分法による投資損益   7 0.0

四半期純利益   25,743 4.9

1株当たりの指標 ※ 5

 平成20年度  第1四半期連結累計期間

(1)1株当たり四半期純利益  

 四半期純利益 35.71円

 希薄化後四半期純利益 34.75   (2)1株当たり現金配当金 17.00円

(18)

(3)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

区分

注記 番号

平成20年度 第1四半期連結累計期間

(自 平成20年4月1日 至 平成20年6月30日)

金額(百万円)

Ⅰ.営業活動によるキャッシュ・フロー    

1.四半期純利益   25,743

2.営業活動による純増額への調整    

有形固定資産減価償却費および無形固定資産 償却費

24,312   受取配当金控除後の持分法による投資損益 △7  

繰延税金 △2,654  

有形固定資産除売却損 348  

退職・年金費用(支払額控除後) 695  

資産および負債の増減    

売上債権の減少 238  

たな卸資産の増加 △18,258  

リース債権の増加 △11,369  

支払手形および買掛金の減少 △16,658   未払法人税等および未払費用等の増加 9,427  

その他 △1,552 △15,478

営業活動による純増額   10,265

Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー    

1.有形固定資産の売却   0

2.有形固定資産の購入   △20,414

3.有価証券の取得   △504

4.有価証券の売却   224

5.定期預金の純増   △377

6.その他   △9,631

投資活動による純減額   △30,702

Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー    

1.長期債務による調達   13,777

2.長期債務の返済   △17,515

3.短期借入金の純増   34,484

4.支払配当金   △12,256

5.自己株式取得   △54

6.その他   △387

財務活動による純増額   18,049

Ⅳ.換算レートの変動に伴う影響額   6,040

Ⅴ.現金および現金等価物の純増額   3,652

Ⅵ.現金および現金等価物期首残高   170,607

Ⅶ.現金および現金等価物四半期末残高   174,259

(19)

注記事項

1.会計処理の原則および手続きならびに四半期連結財務諸表の表示方法

当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府 令第64号)第93条の規定により、米国における会計処理の原則および手続きならびに用語、様式および作成方法(主 として、米国の会計調査公報、会計原則審議会意見書、財務会計基準審議会基準書等、以下「米国会計原則」とい う)に基づいて作成しております。

当社は、昭和51年大蔵省令第28号「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」の施行以前より、海外 市場での資金調達に伴う投資家への開示の必要性から、米国会計原則に基づいて連結財務諸表を作成しております。 当社は、昭和55年8月に、米国市場における転換社債の発行およびこの転換社債の権利行使の受け皿となる米国預 託証券を米国店頭市場に登録、発行、流通させるのに伴い、連結財務諸表を含む年次報告書(Form 20-F)を米国証 券取引委員会に提出いたしました。登録後は、毎期継続して米国会計原則に基づいて作成された連結財務諸表を含む 年次報告書を米国証券取引委員会に提出しております。

当社は、平成20年度第1四半期連結会計期間より米国会計原則に基づいた四半期連結財務諸表を作成しておりま す。我が国における情報開示と同等の開示を米国市場にて行う必要性から、この要約を米国証券取引委員会に提出し ております。

米国会計原則と我が国における会計処理基準との主な相違点は次のとおりです。

①少数株主持分

四半期連結(連結)貸借対照表上、少数株主持分は負債の部と資本の部の中間に独立の項目として表示してお ります。

②在外子会社の財務諸表項目の換算

在外子会社の財務諸表項目の換算は、米国財務会計基準審議会基準書第52号「外貨換算」に準拠しておりま す。

③リース会計

リース取引に関する会計処理は、米国財務会計基準審議会基準書第13号「リースの会計処理」に準拠しており ます。一定の条件に該当する賃借資産は、キャピタルリースとして固定資産に計上しており、事務機器の賃貸に つきましては、販売型リースとしてリース開始時に売上計上しております。

④年金および退職給付債務

年金および退職給付債務の会計処理は、米国財務会計基準審議会基準書第87号「事業主の年金会計」ならびに 基準書第158号「確定給付型年金及びその他の退職後給付制度に関する事業主の会計−基準書第87号、第88号、 第106号及び第132号(改訂)の改訂」に準拠しております。

⑤持分法による投資損益

関連会社に対する投資勘定については持分法を適用しており、当社は四半期連結損益計算書上、税金等調整前 四半期純利益にはこれを含めず、四半期純利益の直前に表示しております。

⑥新株発行費

新株発行費は、税効果調整後、資本剰余金より控除しております。

⑦社債発行費

社債発行費は当該社債の償還期間にわたり均等償却により費用計上しております。

⑧金融派生商品およびヘッジ活動

金融派生商品およびヘッジ活動に関する会計処理については、米国財務会計基準審議会基準書第133号「金融 派生商品及びヘッジ活動に関する会計処理」、基準書第138号「特定の金融派生商品及び特定のヘッジ活動に関 する会計処理(基準書第133号の改訂)」および基準書第149号「金融派生商品及びヘッジ活動に関する基準書第 133号の改訂」に準拠しております。

⑨のれんおよびその他の無形固定資産

のれんおよびその他の無形固定資産の会計処理は、米国財務会計基準審議会基準書第142号「のれん及びその 他の無形固定資産」に準拠しております。のれんおよび耐用年数が確定できない無形固定資産は償却をせず、原 則として最低年1回および減損の可能性を示す事象が発生した時点で減損の判定を行っております。

(20)

2.主要な会計方針 (1)連結基準

当四半期連結財務諸表には、当社および子会社が含まれております。また、米国財務会計基準審議会解釈指 針第46号(2003年12月改訂)「変動持分事業体の連結」に基づき連結対象とすべき変動持分事業体がある場合に は、これらの勘定を含めております。重要な影響力を行使し得る関連会社(20%∼50%所有会社)に対する投 資勘定については持分法を適用しております。連結会社間の債権・債務および連結会社間の取引は、連結上消 去しております。また、四半期連結決算日である6月30日より3ヶ月を超えない以前の日を四半期決算日とし た一部の子会社については、いずれもそれぞれの四半期決算日の財務諸表を連結しており、四半期連結決算日 との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

(2)収益の認識

当社の収益認識は、取引を裏付ける確固たる証拠が存在すること、製品が出荷され顧客がそれを受領したま たはサービスが顧客に対して提供されたこと、売価が確定しているまたは確定し得るものであること、および 適切な回収可能性が見込まれることの要件が満たされた時点で行っております。

当社による設置作業が必要な製品の販売においては、製品の設置が完了し顧客に受領された時点で収益を認 識しております。サービス収入はそれぞれのサービス契約の契約期間にわたって認識しております。   販売型リースおよび直接金融型リース以外のリース取引は、オペレーティングリースとして会計処理し、収 益はリース期間にわたり認識しております。 

当社は、製品、機器、据付、メンテナンスなどを組み合わせた様々な構成要素からなる契約を締結しており ます。これらの構成要素が米国発生問題専門委員会基準書00-21号「複数の製品及びサービスの提供を行う場 合の会計処理」に規定される独立の会計単位の要件を満たす場合、当社は各構成要素ごとに収益を認識してお ります。 

要件1)提供された製品またはサービスがそれ単体で顧客にとって価値がある 要件2)未提供の製品またはサービスの公正価値を客観的かつ合理的に立証できる

要件3)契約により顧客に返品する権利を認めている場合には、未提供の製品またはサービスの提供が確実 で、かつ、提供の可否を当社が決定できる

各構成要素が独立して販売されるとき、その価格は公正価値となります。上記の要件を満たさない場合に は、未提供の製品またはサービスが提供されるまで、全体を1つの独立した会計単位として、収益を繰り延べ ます。

販売型リースでの機器の売上による収益は、リース開始時に認識しております。販売型リースおよび直接金 融型リースによる未実現リース収益の償却は、それぞれのリース期間にわたり利息法で認識しております。

(3)外貨換算

在外子会社財務諸表に係るすべての資産および負債は決算日現在の為替相場により、収益および費用は、期 中平均為替相場により円換算しております。換算の結果生ずる差額は、四半期連結(連結)貸借対照表の資本 の部のその他の包括利益(損失)累計額に含めて表示しております。外貨建取引および外貨建債権債務の換算 から生じる為替差損益は、四半期連結損益計算書の営業外損益に含めております。

(4)現金および現金等価物

現金および現金等価物には、譲渡性預金および3ヶ月以内に満期が到来する定期預金のような高い流動性を もつ投資に加え、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)およびFFF(フリー・ファイナンシャル・ ファンド)のような購入時に3ヶ月以内の満期日を有する随時に現金化可能かつ価値変動リスクの小さい短期 保有の有価証券を含んでおります。

(5)金融派生商品およびヘッジ活動

当社は為替および金利に係る市場リスクを管理するために金融派生商品を利用しております。しかし、グル ープ内規定に基づき、売買目的および投機目的の金融派生商品は保有しておりません。

当社は、米国財務会計基準審議会基準書第133号、基準書第138号および基準書第149号に準拠して、すべて の金融派生商品を四半期連結(連結)貸借対照表に公正価値で認識しております。当社は金融派生商品の契約 を締結する際に、当該金融派生商品がヘッジ関係の一部として適格であるか否かの判定を行っております。一 般的に金融派生商品は、(1)貸借対照表上に計上された資産または負債の公正価値の変動をヘッジするための 公正価値ヘッジ、(2)貸借対照表上に計上された資産または負債に付随する受払いおよび予測取引に関連する キャッシュ・フローの変動をヘッジするためのキャッシュ・フローヘッジ、または(3)外貨の公正価値または キャッシュ・フローをヘッジするための外貨ヘッジのいずれかとして指定されます。当社はリスク管理の目的

(21)

や様々なヘッジ取引の戦略とあわせて、ヘッジ手段とヘッジ対象の関係について正式に文書化しております。 このプロセスには、公正価値ヘッジ、キャッシュ・フローヘッジまたは外貨ヘッジとして指定されるすべての 金融派生商品と、四半期連結(連結)貸借対照表上の特定の資産および負債または特定の確定契約あるいは予 測取引との関連付けが含まれております。外貨を含む公正価値ヘッジとして指定される金融派生商品について は時価評価され、金融派生商品の公正価値の変動による損益と、ヘッジ対象の公正価値の変動による損益を相 殺しております。外貨を含むキャッシュ・フローヘッジとして指定される金融派生商品については、ヘッジが 有効である部分の公正価値の変動額をその他の包括利益(損失)累計額に含めて表示し、ヘッジされた取引が 損益に影響を与える時点で損益に組替えております。キャッシュ・フローヘッジのヘッジの有効でない部分に ついては直ちに損益に計上しております。ヘッジ会計の適用が指定されない金融派生商品は公正価値で計上 し、公正価値の変動額は当期の損益に計上しております。

(6)貸倒引当金

貸倒引当金は、過去の貸倒実績および特定顧客の債権における回収可能性に基づいて計上しております。ま た、債権に対する貸倒引当金の見積金額は、現在の経済状況を考慮した過去の貸倒状況をもとに決定するとと もに、延滞債権について特別に貸倒見積額を引当計上しております。落帳処理については、担保による回収予 定金額を控除した金額について、回収不能となった時点で行っております。

(7)有価証券

有価証券の会計処理は、米国財務会計基準審議会基準書第115号「負債及び持分証券への特定の投資の会 計」に準拠しております。基準書第115号は、負債有価証券および持分有価証券を満期保有有価証券、売買目 的有価証券および売却可能有価証券の3つに分類することを要求しております。平成20年6月30日および平成 20年3月31日現在、当社の保有する負債有価証券および持分有価証券は、すべて売却可能有価証券に分類され ます。売却可能有価証券は、未実現損益を反映した公正価額で評価し、税効果考慮後の未実現利益および未実 現損失の金額を未実現有価証券評価益(損)として資本の部のその他の包括利益(損失)累計額に含めて表示 しております。売却可能有価証券のうち1年以内に売却されると予想されるものについては流動資産に分類し ております。

売却可能有価証券の公正価額の下落が一時的でないと判断した場合は、その時点の公正価額まで評価の切り 下げを行い、当該切り下げ額を当期の損失として計上しております。売却可能有価証券について下落が一時的 か否かの判断は、市場価格の下落期間とその程度、被投資会社の財政状態と短期の見通し、および当社に市場 価格の回復が見込まれる時期までその投資を続ける意思と能力があるかなどの観点から行っております。

有価証券の売却時の原価は、移動平均法による原価法により算出しております。

投資有価証券に含まれる市場性のない株式は主として20%未満保有株式であり、取得価額で表示しておりま す。

(8)たな卸資産

たな卸資産は、主として、総平均法に基づく低価法により評価しており、その原価には原材料費、労務費お よび製造間接費が含まれております。

(9)有形固定資産

有形固定資産の減価償却は、主として見積耐用年数にわたる定率法を採用しております。海外子会社の大部 分は定額法を採用しております。見積耐用年数は主に建物および構築物が5年から50年、機械装置および器具 備品が2年から12年であります。

通常の維持および補修に係る支出は発生時に費用として処理し、主要な取替および改良に係る支出は資産計 上しております。固定資産を除却または廃棄する時点で、当該取得原価と減価償却累計額は四半期連結(連 結)貸借対照表より除外しております。

(10)自社利用ソフトウェア

(22)

り取得される無形固定資産の定義を明確にしております。基準書第142号はのれんについてその償却を停止 し、原則として最低年1回の減損のテストを行うことを要求しております。また、耐用年数の確定できる無形 固定資産については、経済耐用年数にわたって償却し、米国財務会計基準審議会基準書第144号「長期性資産 の減損又は処分の会計処理」に従って減損の兆候がある場合には減損の有無を判定することを要求しておりま す。耐用年数が確定できる無形固定資産は、主にソフトウェア、特許権、顧客関係および商標権からなってお り、その見積耐用年数にわたり定額法で償却しております。その見積耐用年数は1年から20年であります。耐 用年数が確定できない無形固定資産は償却を行わず、代わりに耐用年数が明らかになるまで減損のテストを行 うことが要求されております。

(12)年金および退職給付債務

年金および退職一時金の費用および負債の測定は、米国財務会計基準審議会基準書第87号および基準書第 158号に準拠しております。基準書第158号に基づき、予測給付債務または年金資産の予測と実際の結果との差 額を四半期連結(連結)貸借対照表で認識しており、対応する調整を税効果を考慮し、その他の包括利益(損 失)累計額に計上しています。年金会計に用いられる年金資産の長期期待収益率は、過去の年金資産の長期利 率に基づいて決定しております。割引率は、現在入手可能でかつ給付期間にわたって入手可能と予想される、 格付けの高い確定利付債の市場金利に基づいて決定しております。

(13)法人税等

当社は、米国財務会計基準審議会基準書第109号「法人所得税の会計処理」の規定に基づき、資産負債法に より法人税等を計算しております。繰延税金資産および負債は、財務諸表上の資産および負債の計上額とそれ らに対応する税務上の金額との差異、ならびに税務上の繰越欠損金および繰越税額控除に係る将来の税効果額 に基づいて、認識されております。当該繰延税金資産および負債は、それらの一時的差異および繰延べが解消 あるいは実現すると見込まれる年度の課税所得に対して適用されると見込まれる法定税率を使用して算出され ております。税率変更による繰延税金資産および負債への影響は、その税率変更に関する法律の制定日を含む 年度の期間損益として認識されることになります。

また、当社は米国財務会計基準審議会解釈指針第48号「法人所得税の不確実性に関する会計処理−基準書第 109号の解釈」を適用しております。税務申告書において採用されたあるいは採用されるであろう税務ポジシ ョンが税務当局の調査において認められる可能性が50%超であると判断される場合、四半期連結(連結)財務 諸表で税務ベネフィットを認識しております。未認識税務ベネフィットに関連する利息および課徴金は、四半 期連結損益計算書の法人税等に含まれております。

(14)研究開発費および広告宣伝費

研究開発および広告宣伝に係る支出は発生時に費用として計上しております。

(15)発送運送費

顧客に対する商品の発送に係る支出は四半期連結損益計算書上、販売費および一般管理費に含まれておりま す。

(16)長期性資産の減損または処分

長期性資産および耐用年数が確定できる無形固定資産については、資産または資産グループの帳簿価額が回 収できない可能性を示す状況に直面した場合、当該資産価値減損の認識の要否を検討しております。回収可能 性の検討においては各資産または資産グループから得られると予測される割引前将来キャッシュ・フローを見 積り、それが当該資産または資産グループの簿価を下回る場合には、資産価値の減損を認識します。この認識 は当該資産または資産グループの公正価値に基づいて算定しております。処分予定の長期性資産は、帳簿価額 または売却に要する費用控除後の公正価値のうちいずれか低い価額で評価しております。

(17)1株当たり利益

1株当たり四半期純利益は各算定期間の普通株式の加重平均発行済株式数に基づいて計算しております。希 薄化後1株当たり四半期純利益は1株当たり四半期純利益の計算方法と類似しておりますが、加重平均発行済 株式数の算定において、転換社債のような潜在的普通株式同等物からもたらされる希薄化の影響を考慮してお ります。

(23)

(18)非資金的取引

平成20年度第1四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローを伴わない取引が、四半期連結キャッシ ュ・フロー計算書上より除外されておりますが、重要ではありません。

(19)見積りの使用

当社の経営者は米国で一般に公正妥当と認められる会計基準に従って四半期連結(連結)財務諸表を作成す るにあたり、必要な仮定と見積りを行っており、それらは資産、負債、収益および費用の計上金額、長期性資 産の減損の認識、金融商品の時価ならびに偶発資産および偶発債務の開示情報に影響を与えております。実際 の結果とそれらの見積りは相違することが有り得ます。

当社は、四半期連結(連結)財務諸表を作成するにあたり特に重要と考えられる仮定と見積りを次の箇所に おいて行っております。それらは貸倒引当金の設定、有価証券の減損認識、長期性資産およびのれんの減損認 識、繰延税金資産の実現可能性および年金会計の測定等に係るものであります。

 (20)新会計基準

米国財務会計基準審議会は、平成18年9月に米国財務会計基準審議会基準書第157号「公正価値による測 定」を発行しました。基準書第157号は、公正価値を定義し、公正価値を測定するための枠組みを確立し、公 正価値の測定に関する開示を拡大しております。公正価値による測定が他の財務会計基準書において既に要求 または容認されている場合にのみ適用され、新たに公正価値を測定することは要求しておりません。基準書第 157号は、平成19年11月15日より後に開始する連結会計年度より適用され、当社は平成20年4月1日より開始 する第1四半期連結会計期間から基準書第157号を適用しております。基準書第157号の適用による当社の経営 成績および財政状態への影響は軽微であります。

平成20年2月に米国財務会計基準審議会は、職員意見書基準書第157-1号「基準書第13号におけるリースの 分類もしくは測定を目的とする、公正価値の測定を規定する基準書第31号及びその他の会計基準への基準書第 157号の適用」および職員意見書基準書第157-2号「基準書第157号の適用日」を発行しました。これらの基準 書は非継続的に連結財務諸表において認識あるいは開示された非金融資産および非金融負債について基準書第 157号の適用を1年延期するものであり、一定のリース取引を適用対象範囲から除外しております。

米国財務会計基準審議会は、平成18年9月に米国財務会計基準審議会基準書第158号を発行しました。基準 書第158号は、退職給付債務に対する積立超過または積立不足状況を資産または負債として貸借対照表に認識 することを要求し、積立状況の変動は、その変動が生じた期に包括利益として認識することを要求しておりま す。また、基準書第158号は、退職給付債務の測定日についても従来の基準を変更し、貸借対照表日現在で測 定することを要求しております。基準書第158号は、積立状況の貸借対照表上での認識については平成18年12 月15日より後に終了する連結会計年度末から適用され、平成19年3月31日現在の当社の財政状態に与える影響 は連結財務諸表に反映させております。退職給付債務の測定日の変更については平成20年12月15日より後に終 了する連結会計年度から適用され、当社は平成20年4月1日より開始する第1四半期連結会計期間から基準書 第158号を適用しております。基準書第158号の適用による当社の経営成績および財政状態への影響は軽微であ ります。

米国財務会計基準審議会は、平成19年12月に米国財務会計基準審議会基準書第141号「企業結合」を改訂し ました。基準書第141号改では買収企業が取得した識別可能な資産、引継いだ資産、被買収企業の非支配株主 持分およびのれんの財務諸表での認識および測定についての基準を規定しております。また、基準書第141号 改は企業結合の性質および財務諸表への影響の評価を可能にする開示を要求しております。基準書第141号改 は、平成20年12月15日より後に開始する連結会計年度より適用されます。当社は平成21年4月1日より開始す る第1四半期から基準書第141号改を適用する予定であり、適用日以降のすべての企業買収に適用します。 米国財務会計基準審議会は、平成19年12月に米国財務会計基準審議会基準書第160号「連結財務諸表におけ る非支配持分−ARB第51号の改訂」を発行しました。基準書第160号は、親会社以外の第三者が保有する連結対 象子会社における所有持分を資本の部での開示することを要求し、非支配持分に帰属する連結当期純利益およ び損失、連結対象子会社における所有持分の変動、および子会社が連結対象外となったときの非支配株主持分 投資の評価についての会計処理および開示方法を規定しております。子会社における親会社持分と非支配持分

参照

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